グレート・パゴダ
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グレート・パゴダ(英: Great Pagoda)は、イギリスの首都ロンドン南西部のキューガーデンに建てられた、灰色レンガ造10階建て、全高163 ft (50 m)のパゴダである[2]。1761年にウィリアム・チェンバーズが、この庭園の創設者であるオーガスタ・オブ・サクス=ゴータ王女のために建造した。展望台までの階段は253段ある[3]。2006年に修繕のため一時閉鎖され、大規模な工事を経て2018年にふたたび一般開放された。第一級指定建築物である[1]。
概要 グレート・パゴダ, 種類 ...
グレート・パゴダ | |
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種類 | パゴダ |
所在地 | イギリス ロンドン キューガーデン |
座標 | 南緯0.2957度 東経51.4713度 / -0.2957; 51.4713 |
高さ | 163 ft (50 m) |
建設 | 1761年 |
復元 | 2018年 |
復元者 | Austin-Smith:Lord(英語版) |
現用途 | 博物館 |
建築家 | ウィリアム・チェンバーズ |
建築様式 | シノワズリ |
管理者 | 歴史的王宮協会(英語版) |
指定建築物 – 等級 I | |
登録名: The Pagoda | |
登録日 | 1950年1月10日 |
登録コード | 1262593[1] |
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地上階の屋根は木製の柱で支え、その上層階には曲線的な屋根とチャイニーズ・チッペンデール(英語版)様式のてすりがついたバルコニーを設けている[1]。屋根は鉛板葺きであるが、当初は緑と白のタイルが交互に葺かれていた[4]。屋根の上には復元された龍80匹が載せられている。建築史家のブリジット・チェリー(英語版)は、『ペヴズナー・アーキテクチュアル・ガイド(英語版)』の巻のひとつであるLondon 2: South において、このパゴダを「シノワズリの卓越した例」であると説明している[2]。復元後の2019年の研究では、この建造物は「ヨーロッパに現存するもっとも著名なシノワズリ建築」であると評価されている[5]。