クォ・ヴァディス (映画)
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『クォ・ヴァディス』(Quo Vadis)は、1951年のアメリカ合衆国の歴史映画。 ノーベル文学賞作家のヘンリク・シェンキェヴィチの同名小説『クォ・ヴァディス』を壮大なスケールのスペクタクルとして映画化したものである。 監督はマーヴィン・ルロイ、出演はロバート・テイラー、デボラ・カー、ピーター・ユスティノフ、レオ・ゲン。他にもエリザベス・テイラーがカメオ出演しており、無名時代のソフィア・ローレンが奴隷役としてエキストラ出演している。アカデミー賞では作品賞の候補を始め7部門(助演男優賞は2人なので8候補)となったが、監督賞や脚本部門では候補になれず、受賞もなかった。暴君ネロを演じたユスティノフはゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー賞でも助演男優賞の候補となっている。
概要 クォ・ヴァディス, 監督 ...
クォ・ヴァディス | |
---|---|
Quo Vadis | |
監督 | マーヴィン・ルロイ |
脚本 |
ジョン・リー・メイヒン(英語版) S・N・バーマン(英語版) ソニア・レヴィン |
原作 |
ヘンリク・シェンキェヴィチ 『クォ・ヴァディス』 |
製作 | サム・ジンバリスト(英語版) |
ナレーター | ウォルター・ピジョン |
出演者 |
ロバート・テイラー デボラ・カー ピーター・ユスティノフ |
音楽 | ミクロス・ローザ |
撮影 |
ロバート・サーティース ウィリアム・V・スコール |
編集 | ラルフ・E・ウィンタース |
製作会社 | MGM |
配給 |
ロウズ MGM日本支社 |
公開 |
1951年11月8日 1953年9月15日 |
上映時間 | 171分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $7,000,000[1] |
興行収入 | $30,028,983[2] |
配給収入 | 1億5251万円[3] |
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当初は、製作にジョン・ヒューストンが携わっていたが、乗り気ではなかったため降板した。また主役にグレゴリー・ペックが考えられていたが、病気のため降板した。オードリー・ヘプバーンがリジア役に扮したテスト写真も残されている。
この作品の他にもサイレント期に作られたものは数多くあるが、この作品が『クォ・ヴァディス』の映像化作品としては最も有名である。近年では1985年のイタリアのテレビ・ミニシリーズ『Quo vadis?』(日本未公開)、イェジー・カヴァレロヴィチ監督による2001年のポーランド映画『クオ・ヴァディス(ポーランド語版)』(邦題はォが大文字)がある。