キリストの磔刑 (エル・グレコ、1600年)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『キリストの磔刑』(キリストのたっけい、西: La crucifixión、英: Crucifixion)は、ギリシア・クレタ島出身のマニエリスム期のスペインの巨匠エル・グレコが1596-1600年に制作したキャンバス上の油彩画で、『新約聖書』の4つの「福音書」すべてに記述されている「キリストの磔刑」を主題としている。マドリードにあったエンカルナシオン学院(スペイン語版) (通称ドーニャ・マリア・デ・アラゴン学院) のための祭壇衝立の上段中央に配置されていたと思われるエル・グレコ円熟期の作品である[1][2][3]。作品はマドリードのプラド美術館に収蔵されている[1][4][5]。