カンタベリー物語
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『カンタベリー物語』(The Canterbury Tales)は、14世紀にイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーによって書かれた物語集である。
概要 カンタベリー物語 The Canterbury Tales, 著者 ...
カンタベリー物語 The Canterbury Tales | ||
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ウィリアム・キャクストンによる第2版(1484年)の木版画 | ||
著者 | ジェフリー・チョーサー | |
発行日 | 14世紀 | |
ジャンル | ||
国 | イングランド | |
言語 | 中英語 | |
形態 | 短編集(物語集) | |
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聖トマス・ベケット廟[注釈 1]があるカンタベリー大聖堂への巡礼の途中、たまたま宿で同宿した様々の身分・職業の人間が、旅の退屈しのぎに自分の知っている物語を順に語っていく「枠物語」の形式を取っている。これはボッカッチョの『デカメロン』と同じ構造で、チョーサーは以前イタリアを訪問した時に『デカメロン』を読んだと言われている。各人が語る物語は、オリジナルのものもあれば、そうでないものもあり、ジャンルは騎士道物語(ロマンス)、ブルターニュのレー、説教、寓話、ファブリオーと様々である。中英語で書かれている。