エミール・モーリス
ドイツの政治家、軍人 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
エミール・モーリス(Emil Maurice、1897年1月19日‐1972年2月6日)は、ナチス・ドイツの政治家、軍人。アドルフ・ヒトラーの運転手。ユダヤ系ドイツ人の古参ナチ党員で、1935年にヒトラーより名誉アーリア人(Ehrenarier)と宣言された。
概要 エミール・モーリス Emil Maurice, 生誕 ...
エミール・モーリス Emil Maurice | |
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親衛隊制服姿のエミール・モーリス | |
生誕 |
(1897-01-19) 1897年1月19日 ドイツ帝国 プロイセン王国 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州(ドイツ語版)ヴェスターモーア(ドイツ語版) |
死没 |
(1972-02-06) 1972年2月6日(75歳没) ドイツ バイエルン州ミュンヘン |
国籍 | ドイツ |
職業 | 時計工、ボディーガード、運転手、時計屋、軍人 |
著名な実績 | ヒトラーの運転手、親衛隊上級大佐、ミュンヘン市議会議員、ミュンヘン手工業者会長 |
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国民社会主義ドイツ労働者党(NSDAP、ナチ党)の前身であるドイツ労働者党(DAP)の時代から入党していた古参党員であり、突撃隊の前身である会場警備隊の指揮官を務めていた。ミュンヘン一揆後に投獄されていた際にはルドルフ・ヘスとともにヒトラーの我が闘争の口述筆記を務めた。出獄後ヒトラーの運転手となったが、ヒトラーの姪アンゲラ・ラウバル(ゲリ・ラウバル)と親しい間柄になったことでヒトラーの不興を買い、党を追放された。のちに復帰して親衛隊で親衛隊上級大佐(SS-Oberführer)の階級を与えられた。ナチ党員番号は39番、親衛隊の隊員番号は2番であった[1]。