ウルのスタンダード
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ウルのスタンダード(英語: Standard of Ur)は、紀元前2600年ごろのシュメールの古代都市ウルの遺跡から出土した工芸品。発見者であるイギリスの考古学者レオナード・ウーリーの説にしたがって「スタンダード(Standard、旗章、軍旗)」と呼ばれているが、その実際の用途は明らかになっていない[2]。
概要 ウルのスタンダード, 材質 ...
ウルのスタンダード | |
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「戦争の場面」 | |
材質 | ラピスラズリ、赤色石灰岩、貝殻、歴青 |
寸法 | 高さ約21.6cm x 幅約49.5cm |
製作 | 紀元前2600年頃 |
発見 | ウル王墓(PG779号墓) |
所蔵 | 大英博物館[1] |
識別 | 121201 登録番号:1928,1010.3 |
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高さ21.6cm、幅49.5cm、奥行4.5cmの横長の箱で、前後左右それぞれの面にラピスラズリ、赤色石灰岩、貝殻などを瀝青(ビチューメン)で固着したモザイクが施されている。大きな面の一方には戦車(チャリオット)と歩兵を従えたウルの王が敵を打ち負かす「戦争の場面」、その反対側の面には山羊や羊、穀物の袋などの貢納品が運ばれ王と家臣が宴会を楽しむ「平和の場面」(「饗宴の場面」)が描かれている。大英博物館に所蔵されているシュメールの代表的な美術工芸品である。