ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン
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ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン(Willard van Orman Quine、1908年6月25日 - 2000年12月25日[1])は、アメリカの哲学者、論理学者。ハーバード大学教授。以後の分析哲学や数理論理学に大きな影響を与えた。主著に『論理的観点から』『ことばと対象』など。ショック賞論理学・哲学部門(1993年)、京都賞思想・芸術部門(1996年)受賞者。
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概要 生誕, 死没 ...
生誕 |
(1908-06-25) 1908年6月25日 オハイオ州アクロン |
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死没 |
2000年12月25日(2000-12-25)(92歳没) アメリカ合衆国・マサチューセッツ州ボストン |
時代 | 20世紀の哲学 |
地域 | 西洋哲学 |
出身校 | ハーバード大学 |
学派 | 分析哲学 |
研究分野 | 論理学、存在論、認識論、言語哲学、数理哲学、論理哲学、科学哲学、集合論 |
主な概念 | 新基礎集合論、翻訳の不確定性、自然化された認識論、存在論的相対性、クワインのパラドックス、デュエム-クワイン・テーゼ、クワイン-パトナムの不可欠性テーゼ、根源的翻訳、指示の不可測性、確証の全体論、観察言明、クワイン・マクラスキー法、プラトンの髭 |
影響を与えた人物
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分析哲学の伝統の正当な継承者であるが、哲学は概念分析ではないという考えの主たる提唱者でもあった。主要な業績に「経験主義のふたつのドグマ」(『論理的観点から』所収)があり、分析命題と総合命題とを区別できるとする論理実証主義がはらむような経験主義を批判し、個別の命題だけでは経験によった検証は得られない(検証されるのは命題体系全体である)とする検証の全体論(ホーリズム)を提唱した(参考: デュエム=クワインのテーゼ)。『言葉と対象』ではさらにこの立場を発展させ、有名な翻訳の不確定性テーゼを導入した。