イギリス陸軍航空隊
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この項目では、イギリス空軍の母体となった第一次世界大戦当時の組織について説明しています。現在のイギリス陸軍の航空部隊については「陸軍航空隊 (イギリス)」をご覧ください。 |
イギリス王立陸軍航空隊(イギリスおうりつりくぐんこうくうたい、Royal Flying Corps、RFC)は第一次世界大戦の時期のイギリス軍の陸上航空部隊である。1918年4月にイギリス海軍航空隊と統合され、イギリス空軍の母体となった。創設の経緯からも分かるように本来は陸海軍の統合組織であり、直訳ではイギリス軍航空隊であるが、創設後間もなく海軍部隊が離脱している。以下、RFCと記述する。
大戦初期におけるRFCの任務は、専ら砲兵との協同や写真偵察などの陸軍の支援であった。しかし徐々にRFCパイロットはドイツのパイロットと空中戦を行うようになり、大戦後半には敵の歩兵や砲兵陣地の掃射、ドイツの飛行場爆撃や、さらにはドイツの工業施設、輸送施設への戦略爆撃も行うようになった。