イギリス国鉄9F形蒸気機関車
ウィキペディア フリーな encyclopedia
イギリス国鉄9F形蒸気機関車(イギリスこくてつ9Fがたじょうききかんしゃ、英語:BR Standard Class 9F[1])は、イギリス国鉄がイギリス国鉄標準蒸気機関車の1形式として設計・製造した、軸配置2-10-0の貨物用蒸気機関車である。イギリス国鉄における最後にして最大の蒸気機関車となった。
概要 基本情報, 運用者 ...
イギリス国鉄9F形蒸気機関車 | |
---|---|
ミッドハンツ鉄道の保存機92212号機 | |
基本情報 | |
運用者 | イギリス国鉄 |
設計者 | ロバート・リドルス (Robert Riddles) |
製造所 | イギリス国鉄クルー工場、スウィンドン工場 |
製造年 | 1954年 - 1960年 |
製造数 | 251両 |
運用終了 | 1968年 |
主要諸元 | |
軸配置 | 2-10-0 |
軌間 | 1,435 mm |
全長 | 20.17 m |
機関車重量 | 141.48 t |
先輪径 | 0.914 m |
動輪径 | 1.524 m |
軸重 | 15.7 t |
シリンダ数 | 2気筒 |
シリンダ (直径×行程) | 505 mm × 710 mm |
ボイラー圧力 | 11.97 kPa |
火格子面積 | 3.734 m2 |
燃料 | 石炭 |
燃料搭載量 | 7.11トン |
水タンク容量 | 22,700 L (BRテンダーの場合) |
引張力 | 39,667 lbf |
テンプレートを表示 |
閉じる
1954年にブライトン工場(Brighton railway works)で設計され、スウィンドン工場ならびにクルー工場 (Crewe works) で 92000 - 92250号の251両が生産された。イギリス国鉄の蒸気機関車全廃により、多くが耐用年数に達しないまま数年で運用を離脱した。