イギリスの公務員
ウィキペディア フリーな encyclopedia
国王陛下の公務員(こくおうへいかのこうむいん、His Majesty's Home Civil Service、[2][3][4]、His Majesty's Civil Service)、内国公務(Home Civil Service、Civil Service)とは、イギリスの国王陛下の政府をサポートするために恒久的に設置された官僚機構もしくは事務局である。彼らを掌握するのはイギリス内閣の閣僚らであり、首相が指名する。スコットランド政府とウェールズ政府の統治も委譲しているが、北アイルランドではそうではない。
概要 His Majesty's Civil Service, 組織概要 ...
His Majesty's Civil Service | |
---|---|
組織概要 | |
監督大臣 | |
行政官 |
|
ウェブサイト | www |
閉じる
ウェストミンスター・システムを採用する他国と同様、国王陛下の公務員は、国王陛下の政府と不可分な一部である。政府大臣により決定された執行は公務員によってなされる。国王陛下の公務員は、イギリス議会の職員ではなく、王室職員である。北アイルランドの公務員は、イギリス公務員とは独立した公務員として運営されている。
イギリスでは、一般的に公務員(civil servant)といった場合、すべての公的セクター雇用者を指すわけではない。明確的な法定義はないが、「政治(または司法)職の保持者、在職期間に関して特別な規定が設けられている他の特定職の保持者、個人能力で王室に使用され王室費から支払われる者[5] 」に該当しない、行為能力で働く国王陛下のしもべと定義される。そのため公務員には、政府閣僚(政治任用される)、イギリス軍人、警察官、地方政府役人、局外公共団体[6]、国会職員[7][8] 、国民保健サービス(NHS)、イギリス王室職員は含まれない[9] 。
2021年3月末時点で、国王陛下の公務員は48万4800人、前年比6.23%増であった[10]。