アルジェ砲撃
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アルジェ砲撃(アルジェほうげき、英:Bombardment of Algiers)は、1816年8月27日、アルジェの太守(デイ、英:dey)にキリスト教徒奴隷制度を止めさせ、奴隷を救出するために行われた軍事行動。イギリス海軍のエクスマス卿(エドワード・ペリュー提督)の指揮する英蘭連合艦隊がアルジェ港の港湾と港内の艦船を砲撃した。
その他の戦闘については「アルジェの戦い (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
概要 アルジェ砲撃, 交戦勢力 ...
アルジェ砲撃 | |
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戦争:第二次バーバリ戦争 | |
年月日:1816年8月27日 | |
場所:アルジェリア、アルジェ | |
結果:英蘭連合艦隊の勝利 | |
交戦勢力 | |
イギリス オランダ |
バーバリ海賊 |
指導者・指揮官 | |
エクスマス卿(エドワード・ペリュー提督) テオドラス・フレデリク・ヴァン・カペレン提督(中将) |
不明 |
戦力 | |
戦列艦・フリゲート等27隻 | 砲艇を中心に90隻以上+砲台 |
損害 | |
死傷者818名(全兵員の16%) | 砲艇33隻 |
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北アフリカのバーバリ海賊によるヨーロッパ人に対する海賊行為を抑えるため、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国の海軍による継続的な作戦が行われたが、この砲撃戦には、キリスト教徒の奴隷を解放し、かつヨーロッパ人を奴隷化する行為を止めさせるという特定の目的があった。この砲撃によりアルジェの太守に約3,000名のキリスト教徒奴隷を解放させ、かつヨーロッパ人奴隷制度を停止する条約に調印させることができたが、その停止は、長くは続かず、成功は決定的なものとはならなかった。